あらいくらごん

のんびり思いをつづる

ヘスティアの紐とtwitter

 twitterを見ていると度々リツイートで出てくる青い紐を胸の周りに巻いた女の子。この子の名前はヘスティアちゃんなのだが、元ネタは「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」のヒロイン神様。
画像を検索してみてみるとわかるのだが、かわいいしエロい(ロリとか言われているけど、あんなにくびれができた女体をロリと表現していいのだろうか?)


 まあ、ここではヘスティアちゃんの可愛さについては書かない。


 そんなこんなで青い紐をつけたキャラの画像が、twitterやpixivなどの様々なフィールドで沢山投稿されているわけで「かわいい」「◯◯さんの描いたヘスティアちゃんかわいい」「◯◯さんが描いてくれるの待ってた!」という感想があふれているわけだ。
 こうやってtwitter上で話題になると、それなりに広告効果があるわけだが、具体的な「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の中身についての感想というのはあまり見られない。
 
 それもそのはず。twitterは、瞬間的に理解できるモノ(画像や140文字内で作るネタ)に特化している。とてつもない速さで広がっていくため、容量のデカイ物には不向きなのだ。で、肝心の「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」は原作が小説なわけで容量のデカイ物である。
だからこそ、いくら「ヘスティアの紐」が広まってもストーリーについての情報は広がりにくいのかも(ネタバレっていうのもあるのかな)

 

ところで、アニメ版二話まで見たんだが、これといって感想が浮かばないのも事実で……正直「ヘスティアちゃんかわいい」くらいしか出てこない。

 

あれ?

「話の中身を語るにはtwitterは不向きで、ブログに長文で書いたほうがいいよね!」

ってまとめようと思ってたのにまとめられないぞ……

 

2015年 冬アニメ感想 まとめ

 2015冬アニメは、良くも悪くも様々なバリエーションに富んでいたと思う。しかし、作品にとって悪い情報ばかりが多くネット上で流れてしまっていた感じもする。もっとハッピーな話題が広がって欲しかったなあ、と思ってしまう。みんなでアニメを楽しみたいじゃん!
 加えて、作品を語る上で、スタッフや声優のネームバリューを一面に押し出す宣伝が公式と非公式問わず多かったと思う。確かに具体的で印象的な宣伝なのだが、もっと作品本体を語って宣伝して欲しいところである。
 また「原作の販促かな」って思うくらい中途半端な終わり方の作品さん、アニメはアニメでキッチリ終わらせてくださいな。

 最後に、なんか分割2クールアニメが多かったなあと思った。
 時間がたつほどに、視聴者の求めるハードルは上がるだろう。アニメ制作者さん、頑張ってください!

2015年 冬アニメ感想 part.4 (艦これ)

艦隊これくしょん ~艦これ

「暁の水平線に勝利を刻みなさい!」

 正直なところ、一番書きにくい作品だ。というのも、私が舞鶴鎮守府の一提督だからだ。秘書官は舞鶴の駆逐艦大好き提督である。また、私のプレイスタイルとして以前は「轟沈もやむなし」という方針をとっていた(今はしていない)加えて、母港は100隻までと決めており、解体も平気で行う提督なのだ。(むしろ、そのセレクションが楽しくて仕方がない)
 だからこそ、アニメ版艦これというのは、対岸の火事みたいなもので、そこまでむき出しの感情がないのだ。唯一思うのは、
「アニメ版の提督はお金持ちなんだろうなあ」

ってことくらい。

さて、一人のゲーム版提督からの視点はここまでとして、アニメオンリーの感想を。

 アニメ版では、終始「謎の力」「予感」「作戦指令書」等が物事を決定する上で優先的に取り上げられていた。電探?索敵?敵の正体?敵の性能?天気?そんなのは関係ないようだ。同様に陣形も関係無いようで、最終話は不思議な陣形だったなあ。
 だからこそ、不思議な環境で、不思議な力で、不思議な敵?を倒すのだ。
 あーこの調子だと暗い記事になりそうなので、少し私の妄想を書く。「提督=吹雪説」
である。

「提督=未来の吹雪説」とは
 私が独断と偏見で決めたことである。一言でまとめると、未来の吹雪が過去の歴史を変えようとしているのだ。同時系列に同じ個体が存在するのはおかしいと思うあなた。私もだ。でも、こうでもしないとアニメ版艦これと向き合えないんだ。
 メリット 
 すべての行動に正当性が生まれる
 如月が沈んだことも許される(かも知れない)
 提督が姿を見せない理由
 デメリット
 視聴者にとっての可能性が失われる。
 アニメ版大井っち(アニメっち)の誕生酔いどれ足柄の誕生
 ゲーム版にも未来改変の余波が


メリット
・すべての行動に正当性が生まれる
 意味不明な作戦変更も、謎の配置換えも全ては未来を知る吹雪が指示しているのだから間違えるはずは無い。
 吹雪への謎の求婚も、未来の吹雪だからこそできるワザ。求婚されればやる気になることもわかっていたのだ。
 赤城の護衛という点についても、扶桑姉様を出さないことで、強制的に赤城へ。
 
・如月が沈んだことも許される(かもしれない)
 明るい未来のためにはどうしても犠牲が必要だったのだろう。
 
・提督が姿を見せない理由
 視聴者が見たら一発で成長した吹雪だってわかっちゃうからね。きっと艦娘は気づいていないんだろう。だって、電探より予感を優先する娘ですし。

デメリット
・視聴者にとっての可能性が失われる
如月轟沈、本土空襲から察するに、未来の吹雪は「最後に勝つためならなんでもする」考えを持っていると思う。また、アニメ版艦これは、少なからず実際の歴史を参考にしている面がある。
つまり、歴史上で実際に活躍した艦娘やゲーム版で使い勝手の良い艦娘がアニメ版に出演するかも。

雪風提督は両手を上げて喜ぶでしょう。

・アニメ版大井っち(アニメっち)、酔いどれ足柄の誕生
 未来改変では、弊害というものが必ず付き纏う。そして、この弊害を受けてしまったのがアニメっちと足柄なのではないか。
 加えて、何故か百合っぽい雰囲気も未来改変の余波と考えれば……
 全ては明るい未来のための犠牲なのだ。(メガネを外す霧島も許されるはず)

・ゲーム版にも未来改変の余波が……
 ゲーム版艦これは、ボイスやイラスト追加というプレーヤーとしてかなり嬉しいアップデートをしてくれる。しかし、未来改変の余波がゲーム版にも及んでしまうと色々変わるところもあるのかもしれない。
 まあ、アップデートで声変わりしたり、見た目が変わりすぎて脱皮?みたいなこともあったし。

最後に、横暴な持論を対した証拠もなく展開してしまいすまない。しかしゲーム版の提督は、かつて敗北を刻んだ彼の地で今度こそはと、艦娘とともに勝利に向かって邁進している。
この姿こそ、未来改変なのではないか?
そう考えると、「提督=未来の吹雪説」を推したくなるのだ。
 
自分を含めて、私はいろいろな人の色んな考えを尊重する。

 

アニメ「艦隊これくしょん -艦これ-」公式サイト

2015年 冬アニメ感想 part.3 (色々)

どうも。春アニメ始まっちゃいましたね。

では、サクサク感想の続きを書いていきます。

 

・ ユリ熊嵐

 

「それがセクシー、シャバダドゥ」

当初はピングベアプロジェクトとか呼ばれていた気がする。本作で大事なキーワードは「ユリ」「熊」「透明な嵐」である。この作品は禁断の恋をテーマにしているのだと思っていた。「人と熊」「女性と女性」など。ところが、この作品で人間の男性は出ないし、みんなユリユリしているのだ。
禁断の恋の行方はどこへ向かうのか。何を承認しているのか?断絶の壁からの挑戦状の正体は?

とにかく不思議なワードが多い。

だが、そんなことはどうでもいいのだ。主要キャラの生き様を見届けることがユリ熊嵐を楽しむポイントだろう。

つまり裏を返せば、万人向けのアニメではないということだ。一話で切った人も多かったのでは?と思っている。


個人的には、熊と人が共存する世界を望んでいたんだよ。

 

TVアニメ「ユリ熊嵐」公式サイト

ガンダムビルドファイターズトライ

 

「限界なんて無い!」

 本作はガンダムビルドファイターズの続編である。ガンプラバトルを舞台にして人の成長を描いている。前置きしておきしておくが、「トライ」は一期とは別物である。ここを理解して欲しい。(ZとZZだって違うでしょ!)
 また、本作はガンプラをよりスポーツのように扱っている。ここも一期と異なる点かもしれない。
 ここに違和感を感じたり、一期と比較してしまうと本作を楽しめないかもしれない。

しかし、話の根幹である「ガンプラは楽しい!」というメッセージは変わっていない。むしろ増大しているように思える。
さらに、本作ではガンプラ初心者の視点を重視していると感じた。初心者だからこその喜びとか、強さとか、発想力とか……
まさに、ガンプラしたくなるアニメだった。
関連作品も関連ガンプラも続々出るそうなので楽しみに待っていたい。

ガンダムビルドファイターズトライ

 

ガンダムGのレコンギスタ(Gレコ)

「スコード!!」


本作は宇宙世紀ガンダムの続編である。続編と書いたけど、全然続編ではなかった。「脱ガンダム」だったと思う。主人公であるベルリ・ゼナムは天才であり、キャピタルガードの運行長官の息子である。いわゆる完全無欠の設定だ。ヒロインのアイーダ・スルガンは宇宙海賊に参加するアメリア軍総監の娘である。ベルリは物語を通して、最強の兵器を持っていても十分に動かすことができない自分に直面し、自分の力で歩んでいこうと旅へ出る。一方、アイーダは物語を通して様々なことを経験し、人間的に一回りも二回りも成長した。ここでいう物語は、外の世界を知ることだ。可愛い子には旅をさせろということだ。

Gレコは多くのキャラクターが登場し、敵味方がわからなくなるほどに、複雑な人間関係と組織関係が変化する。これが「Gレコは難しい」と感じてしまう理由だろうが、別に拘る必要はない。Gレコは感じるアニメだ。そして、ちゃんとオチが用意されているので安心してみて欲しい。

Gレコはガンダムという名前がつく通り、様々なモビルスーツが登場する。個人的には「マックナイフ」が大好きだ。

ガンダム Gのレコンギスタ

・SHIROBAKO

 

「どんどんどーなつ、どーんと行こう!!」


 SHIROBAKOはアニメ制作現場を舞台とした作品だ。個人的に、今期のダークホース
本作は何十人ものキャラクターが登場する。しかもそれぞれのキャラに独特な個性があり、どのキャラクターにも目が離せない。
それだけではない。それぞれがアニメ制作に関する悩みを抱えている。悩みとの向き合い方はキャラそれぞれだが、それでも日々頑張っている。アニメが大好きだからだ。
 キャラクターたちが今後どうなるのかわからないが、アニメが好きという気持ちを忘れない限り、彼らの明日は明るいと信じたい。
また、SHIROBAKOには様々な小ネタが詰まっている。元ネタを探してみるのも楽しみ方の一つだろう。

shirobako-anime.com

 

・冴えない彼女の育て方

 

「お前をメインヒロインにしてやる!」

ノイタミナ枠であり、ラノベ原作の本作。
ヲタク文化を舞台として、可愛らしい女の子たちとわいわいゲーム作りをするという作品。しかし、その可愛らしい女の子たちというのが一癖も二癖もある。澤村・スペンサー・英梨々は同人作家だし、霞ヶ丘詩羽はラノベ作家だし、氷堂美智留は無意識アニソン大好き系だし、加藤恵はステルス性だし……。一番癖のあるキャラはなんといっても主人公の安芸倫理である。ヲタク系に関しては、レベルマックスのチートキャラである。登場人物の中で一番ヲタク文化を愛しているのは恐らく倫理君だろう。
 この作品は主人公の倫理君を中心に回っている。というか、他のキャラクターを説明するときは必ず倫理君との関係を説明しなくてはならない。
 また、この作品ではヲタク文化は大正義である。ゆえに、いろいろと現実のメタなネタを豊富に含む。
 この作品は、ヲタク文化をこよなく愛し、才能を持つ可愛い女の子と一緒に何か作品を作りたいという人にうってつけのアニメだろう。おっと、ここで勘違いしてもらいたくなのだが、別に本気でゲームを作りたい人向けで、高度な専門用語が飛び交うようなアニメではない。基本的に「可愛い女の子とゲームを作りたい(願望)」というだけだ。
話は飛ぶが、私は各キャラクターの行動理由がわからなくなる時、そのほとんどが「倫理君が大好きだから」という理由で収まった。
また、この作品の核心を知るためには、原作を買ったほうがいいのだと思う。それだけアニメ本編で終わった感じがしないのだ。
「アニメ本編は体験版」だとか「アニメ最終回後、原作ではすごい展開が……」というコメントが有ったりしたようで。
 ともかく、100%楽しみたいなら原作を買ったほうがいいのは間違いないだろう。

www.saenai.tv

 

アルドノア・ゼロ 第二期

 

「火星対地球の戦いの決着は……」

 本作は、ロボットアニメを見た経験のない方々におすすめする、いわゆるロボットアニメ入門用である。とにかく戦闘シーンはかっこいい。楽曲は視聴者をアルドノアの世界観へ誘う。
なぜ、私がロボットアニメ入門用だといったのか。それは、幸せなロボットアニメだからだ。安心してください。視聴者の胸をえぐることはない。あったとしても、次の話で幸せになる。「死ぬ死ぬ詐欺」も多かった。
 今作は、火星対地球なのだが、
火星側
人口少ない
資源少ない
不思議な力(アルドノア)が使える
高性能兵器を有する
貴族社会?
開戦の火蓋を切った方

地球側
人口が余るほど多い
資源はたくさん
量産型兵器たくさん


専門書籍を読んでいないので、アニメ本編からの自分勝手なイメージである。
 これだけ見ると火星側にも軍配が上がりそうなのだが、火星人はとってもバカ正直なため、上手くいかない。
 地球側の官僚について批判的なシーンが多々あったからこそ、火星人側の方がいい人なんじゃ?と思ってしまうほど。
 一期であんなに攻め込んだのに……なんで地球側ピンピンしてるんだよ!!
 やはり、戦で一番重要なのは人口の多さなのかな?

本作では主人公級のキャラが二人いる。スレインとイナホだ。正直なところ、本作ではスレインに対してかなり厳しい。本当に厳しい。容赦無いのだ。スレインは拷問されたり、脱走したり、好意を抱いていた女性と離れ離れになったり……
もう悲劇のヒロイン状態である。

対して、イナホは最強である。最強の兵士であり、策士だ。ドラえもん出来杉君を足したような存在、「イナえもん」である。

正直なところ、平成ガンダムを足して100で割ったような印象を受けた。(揚陸城落とし、偽の姫などなど)

しかし、逆を言うと、ロボットアニメ系に抵抗を持つ人を呼びこむにはうってつけの作品だ。
ぜひとも、本作をきっかけにして、様々なロボットアニメを触れて欲しい。

www.aldnoahzero.com

 

・幸福グラフィティ


 
「今期最大の飯テロアニメ!」
漫画原作の飯テロアニメである。
とにかく女の子が食べ物を美味しそうに食べるアニメである。話としても、重い話は一切なく(カロリー的に重い話ばかりだが)ゆるふわに楽しめる作品だ。
 日常系、幸せな世界線なのだが、飯テロであることは間違いない。
 日常系に特化することで安定した面白さが生まれたのかもしれない。
 しかし、登場キャラがみんなそれなりに社会経験を積んだ大人の女性のように感じた。(私は最終回で主要キャラが中3だったことを知った)うん、町子さんは二十歳超えてると思ってた。

この作品の有効活用として、食事の時に見ることを勧める。
あら不思議、町子さんたちと一緒に食事している雰囲気が出るよ!

www.tbs.co.jp

 

デュラララ!!×2承(承)


「池袋に彼らが帰ってくる」

 承はアニメ版デュラララの二作目であり、3部作の1作目でもある。(転、結と続くそうだ)
 舞台は池袋。様々な人々の思惑が絡み合う街で繰り広げられるドラマである。
 正直なところ、一作目を見ていないとわからないことだらけだと思う。特に物語の根幹の人間関係。登場キャラが多い分、一作目を見る必要性が大きいと思う。
 話の内容としては、一話一話が面白い。飽きないのだ。それだけ魅力的な話なんだと思う。
 しかし本作は「承」
 ラストも「あれ?来週も放送するの?」みたいな終わり方である。落ち着きのない終わり方である。そう考えると、全部をまとめて見た方がいいのではないかと考える。

ともかく、話としては面白い作品なので、次回が気になる。

www.durarara.com

 

アイドルマスターシンデレラガールズ(デレマス)

「――笑顔です」

デレマスと聞いたら放送前は株主総会ともいわれていた作品だ。(艦これは参観日とか学習発表会とか言ってたね)
 しかし、私はプロデューサーじゃないので、その立場で語ることはできない。一般人としての感想を述べる。
 デレマスはキャラクターの葛藤を隠すことなく描く作品だ。それは残酷なことなのかもしれない。しかし、努力する女性ほど美しいものはない。そして、余すことなく葛藤を描くために、それに耐え切れなくなる視聴者もいるわけで……
未央ちゃんの気持ちは、胃が痛くなるほどによく分かる。多田さんと前川さんの共同生活も印象的だった。。(みりあちゃんは相変わらずかわいい)
また、1か2話で一区切りの話なので、とても歯切れが良い。(これはアイドルマスターの特徴なのかな?)
 さて、今作は分割2クールの作品らしい。
 彼女たちの活躍が待ち遠しいものだ。

imas-cinderella.com

 

 

ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダーズ

スタープラチナ!!」

ジョジョの奇妙な冒険の第三部である。原作を忠実に再現しているアニメだと思う。音楽、声、映像のどれをとっても原作へのリスペクトがにじみ出ている。文句の無い作品とも言える。とても面白い作品だ。だからこそ気になってしまうところもある。

しかし、原作に忠実であるばかりに様々な弊害を抱えているのも本作の特徴だろう。
特に承太郎の喫煙シーンは真っ黒に塗りつぶされていた(円盤でははっきりと喫煙シーンが映るのだろう)確かに、規制云々で原作通りに行かないこともあるだろう。だからといって、あそこまで露骨な塗りつぶしをされてしまうと雰囲気が台無しである。そこは喫煙を婉曲な表現で示せばよかったのではないかとも考える。(まあ、原作を改変すると騒ぐ人もいるからなあ)
 
四月から物語はラストスパート。唐突な黒塗りつぶしが無いことを祈るばかりだ。

jojo-animation.com

 

 

・四月は君の嘘

「君はどんな音を奏でるの?」
 
ノイタミナ枠、漫画原作。「青春」という熟語がよく似合うアニメだった。しかし、この青春というのは甘酸っぱいというよりほんのりとしょっぱくそして甘い。例えるなら「桜餅」だ。
キャラクターそれぞれに壁があり、乗り越えようと努力を重ねる。あの姿に感動した。じっくり時間をかけてキャラクターの思いを表現していた。そこに音楽が入ることでさらに盛り上がる。何度泣いたかわからないなあ。
キャラクターそれぞれの個性が画面いっぱいに表現され、作品自体がとてもカラフルに色づいていた。


しかし、個人的には音楽の力でキセキを起こして欲しかった。そこは漫画版と別の可能性を見たかった。
(だって、人の死という力を振りかざせば、だれだって否定できないでしょ)

まあ、作品の出来をラストだけで語るのは愚かなこと。四月は君の嘘は噛みごたえのある作品でした。(ホント、何度泣いたかわからないよ)

www.kimiuso.jp

 

 

2015年 冬アニメ感想 part.2       (寄生獣セイの格率、蒼穹のファフナーEXODUS、東京喰種√A)

寄生獣 セイの格率

 「ミギ―!!!!」

 

寄生獣といえば、漫画通の方々に「寄生獣見てないの?これだからさ、あらいくらごんは『にはか』なんだよ」と言われた作品だ。

 私は負けじと原作を読んだ。なるほど、みんなが言うのもわかる。この胸にグサリとくる感覚、感動した。
 さて、アニメ版に話を移そう。
 アニメ版には「セイの格率」というサブタイトルが付けられていた。「セイ」には様々な意味が含まれているらしい。(アニメ版ネウロに似てると思ったあなた、私もだ)
 この作品が放送されるまで、様々な意見が飛び交っていたようで。
 ・ミギ―の声
 ・時代背景を現代に合わせたこと
 ・主人公がメガネをかけていること 
  この三点が大きかった気がする。
 これらの論争は、最終話になっても終わらなかった。原作が長い間愛されている故だろう。しかし、アニメ版と原作は別物。それぞれに良さがあるんだと私は思う。そして、
 OPの「ヴォオオオオオオイ!ヴォオオオオオイ!!!」には驚いた。カオスな世界観が広がり、EDでは命の尊さを考えた。(この主題歌で最終話まで完走した)

 

視聴後、一人の人間として毎日生きていこう、そんな気持ちになった。

 

www.kiseiju.jp

 

蒼穹のファフナー EXODUS

「君は知るだろう――」

 EXODUSは蒼穹のファフナーの続編である。「続編?過去作を知らないと楽しめないじゃん!」と多くの方が思うだろう。過去作を知らないアナタ、安心してくれ。

「過去作を見てもわからないことだらけだぞ!」
 EXODUSは新規視聴者のために過去の解説などはしない。過去作が知りたいと思うアナタはぜひこの動画を参考にほしい。

 

 

 私としては、過去作を見たかどうかさえ覚えていない。「SEEDっぽい顔したキャラ」が出てくるアニメ程度の記憶しか無かったのだ。
 しかし、EXODUS一話で一気にあの世界観の虜になった。キャラクターそれぞれの葛藤、スピード感のある戦闘シーンなど魅力的なところだらけだった。
 ちょうど物語は話数的に折り返し地点?まだ終わりそうにない展開である。

 彼らがどんな希望を掴むのか。展開が気になるアニメだ。

 こちらも分割2クールアニメとなるようだ。

 

fafner-exodus.jp


・東京喰種√A

「悲劇、二周目」

 原作は漫画。東京喰種√Aはアニメ版東京喰種の第二期に当たる作品だ。 「√A」という名前からわかるように、漫画版とは違う展開の東京喰種である。放送前は、「原作改変」「√Aってなんだ?」などと様々なコメントがあった。制作側もアニメオリジナル展開であることを宣伝文句に使っていたし、相当自信があったのだと思う。

 ここで私の感想を。 
 一話目「おっ、カネキはそっちサイドに行っちゃうのか…… なんでだろう?どうして?まあ、後々わかるんだろう」
 途中話「ん、カネキは武者修行のためにそっちサイドに行ったのか。自分が敵サイドに行くことで仲間を守るのかな?」
 最終話前「あれ?結局どこに行き着くの?? 有馬特等のアゴ??」
 最終話OVA決定!舞台化決定!」「なんでこうなる!!!」


 終始、話は終息することなく、むしろ拡大していった。戦闘シーンにおいても、鯱さんはカネキを容赦なく殴るマンでしかなく、有馬特等の華麗な戦闘技術も陳腐なものになっていた。(防御しながら攻撃もしてたんだよ!)
 ストーリーも、それぞれのキャラクターの思惑が開示されないので、キャラごとの行動理由がイマイチだった。
 トーカちゃんに限っては「黙って受験勉強してれば^^」という気持ちにもなる。
 元々、ストーリー原案がAとBあって、漫画版でBをアニメ版でAを採用したのなら、それは懸命な判断だったと思う。(Cという選択肢があってもいいのよ!!)


 しかし、良かったところも結構ある。OPとEDだ。(2つだけかよ)
EDイラストは作者本人による描きおろし。楽曲も東京喰種にぴったりな悲哀を含みつつも希望は捨てない曲となっている。(OPは、カネキくんのいないいないばあっ!にもみえるけどね)

 さて、東京喰種自体は終わることなく、漫画版、OVA版、舞台版と幅を広げていくそうだ。
 願わくば、キャッチコピーのような悲劇にはなってほしくない。

 

www.marv.jp

 

 

2015年 冬アニメ感想 part.1         (夜ノヤッターマン、純潔のマリア、アブソリュート・デュオ)

今回は、この三作品の感想を。

 

・夜ノヤッターマン(夜ッターマン)

 ドロンボーがいる限り、この世にヤッターマンは栄えない!」

 ヤッターマンタツノコプロの代表作の一つである。コミカルなギャグをマシンガンのごとく連写して、お茶の間を笑顔にした作品。第一作は1977年、二作目は2008年、そして最近は朝の番組であるZIPにも顔を出すようになっている。
 しかし、「夜ッターマン」は毛色が異なった。主人公はドロンボー一味の子孫、そして敵はヤッターマンだったのだ。私たちの味方だったヤッターメカは街を荒らし、人々はヤッターメトロポリスで強制労働……もう色々と狂っている。
 さらに一話からして、感動の嵐。そう、夜ッターマンはとにかく「熱い」作品だったのだ。
 一話はネットでも話題に上がり、公式サイトがダウンししたりしていたが(オープニングがとにかく良かった。ドロンジョがロリっ子だったことも理由に入るのかな?)話数を重ねるうちに安定したと思う(まとめサイト系が騒がなかったからね)


 さらに、夜ッターマンは容赦の無い世界観を視聴者とドロンボー一味につきつける。数の暴力、赤札、夜ッターメトロポリスの真実などキツイ展開が多かったかもしれない。しかし、この作品は「ヤッターマン」コミカルなギャグは相変わらず存在している。それは砂漠のオアシスの如く尊かった。
 こんな世界に対して真っ向から立ち向かうドロンボー一味はとてもかっこよかった。
 最終回は熱いバトル展開。少し動画でおかしいところ(バンク)もあったけど。(特撮大好きな筆者にとってはバンクの有効活用は大好物である)
 最近、ブルーレイBOX(完全版最終回収録)発売も決まったらしい。
 それにしてもタツノコプロは、ガッチャマンクラウズの時もそうだが、一度既存の価値観をぶっ壊して、旧作の良さも生かしつつ、新たな可能性を提供するのが上手い。

yatterman.jp

 

・純潔のマリア

「彼女の名はマリア、聖母様と同じ名を持ち、聖母様と同じく処女……」


 漫画原作。舞台は百年戦争真っ只中のフランス。そこに争いが大嫌いな魔女マリアがいた……。
 この作品ではいろいろな価値観について考えさせられた。争いを嫌う人、争いを商売にする人、宗教を救いという人、宗教の力を悪用する人など、様々な考えを持つキャラクターが登場する。私にとって嫌な考えを持つキャラも居るのだが、どうも嫌いになれない。というのも、それぞれが愚直に幸せへ向かって邁進しているからだ。同時に、他人の幸せを尊重することの必要性を思い知らされる。
 終わったあとに気づいたのだが、アニメ版のオリジナルキャラクターが7人くらいいたらしい。すげえもんだ。

 

www.junketsu-maria.tv

 

・アブソリュート・デュオ

 「焔牙(ブレイズ)!!!」 「ヤー!」

 
 ラノベ原作。巷では「新たなるMF四天王の一角」とも言われている作品。

 ごめん、最終回を見たあとでブレイズが「焔牙」って書くことを知った。
 「あー、これもハーレム系バトルアニメか?でもデュオって設定もあるし、男もたくさん出るし……ハーレム系にはならないだろう。きっと二人で頑張る系だ、これ」と思って視聴し始めた。キャラそれぞれに個性があって、それぞれの主役回があるやつだ。そんなことも考えていた。
 OPの映像がかっこ良すぎた。「デュオ」というテーマをふんだんに表現したOPは美しかった。(一話の謎のポーズは何だったんだろう。特撮好きだから楽しかったけどね)

 途中話「あれ?ハーレム系アニメ?ふしぎなアメ的なのでレベルアップ?実弾を浴びても平気だと……」


 ここらへんから視聴スタイルを「MF四天王」スタイルに変更。頭を空っぽにして見ることにした。

 

 最終話「Kさん(敵のイケメン)勝ってくれ!頑張って!!」「巨乳ちゃん!是非主人公に鉄槌を!!」
 なんと、私は敵側(特にKさん)を応援するようになったのだ。頭を空っぽにした結果、孤独に戦うKさんがかっこ良くなってしまったのだ。
 戦う理由なんて関係ない。主人公の過去回想があったけど、最終話でも回収されなかったからどうでもいいことなんだろう。「アブソリュート・デュオへ至る道」?
ごめん、北欧語はさっぱりなんだ……

 最後に、どうでもいいこと続きに「アミューズメントメディア総合学院」ってなんだったのか?(CMで連呼連呼してたけど)

 この問にも私は「ごめん、北欧語はさっぱりなんだ」と返答しておこう。

absoluteduo.com

 

2015年冬アニメを振り返る

 

 さて、4月になり、続々と2015冬アニメが最終回、もしくは最終回(仮)が出てきた。今回は、私がどんなアニメを見たのかまとめていこうと思う。

 ランキングじゃないよん

 

 

私が2015冬アニメで見たもの一覧(最終話まで)

・夜ノヤッターマン
・純血のマリア
・アブソリュート・デュオ
ユリ熊嵐
弱虫ペダルGRAND ROAD
ガンダムビルドファイターズトライ
寄生獣 セイの確立
艦隊これくしょん ~艦これ
新妹魔王の契約者
蒼穹のファフナー EXODUS
・東京喰種√A
・SHIROBAKO
ガンダム Gのレコンギスタ
・四月は君の嘘
アイドルマスターシンデレラガールズ
ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダーズ
デュラララ!!×2承
・アルドノア・ゼロ 第二期
冴えない彼女の育てかた
・幸福グラフィティ


 以上の20作品だ。多いと思えば多いのかもしれないが、少ないと思えば少ない数字である。当初は25作品見ていたのだが……

 さて、次回はそれぞれの感想をまとめていこうと思う。ネタバレが含まれることはご容赦してくださいな。